ハーマンモデルとは、アメリカのネッドハーマン(元GE社人材開発部門)がポール・マクリ-ン(アメリカ国立精神衛生研究所脳進化と行動部門主任)の考案した「三位一体脳モデル」と、ロジャー・スペリー(カリフォルニア工科大学教授・1981年ノーベル賞受賞)の「右脳左脳モデル」を組み合わせた「全脳モデル」のことを言います。
ハーマンモデルの利き脳とは!?
ネッド・ハーマンはポール・マクリ-ンの考案した「三位一体脳モデル」と、ロジャー・スペリーの「右脳左脳モデル」を組み合わせた「全脳モデル(ハーマンモデル)」を構築し、更に手には利き手、目には利き目があるように脳にも利き脳があるという「脳優勢度」という概念を導入しました。
ハーマンモデルは脳を大脳新皮質と大脳辺縁系をそれぞれ右脳と左脳の4つに分け、それぞれ大脳新皮質×左脳をA(青)、大脳辺縁系×左脳をB(緑)、大脳辺縁系×右脳をC(赤)、大脳新皮質×右脳をD(黄)に分類しています。
利き脳チェックをすることによって、ご自分の脳の優勢度がわかります。
ハーマンモデルの特徴は?
ハーマンモデルには大きな特徴が3つあります!
1.生年月日不要!
世の中には様々な個性診断や性格診断がありますが、その大半は生年月日が必要で、相手の生年月日を知らないと調べられないものが多いと思います。その点ハーマンモデルは生年月日は関係ないので、誕生日を知らなくても相手の脳タイプがわかるのが最大の特徴です。
2.自分の脳タイプに合わせて仕事を選ぶことが可能!
脳タイプによって合う仕事と合わない仕事がありますので、自分の脳に合った仕事を見つけることができます。
大手企業では新入社員にハーマンモデルのチェックを行い、適材適所に配置するところがあるそうです。部署によってマッチする脳タイプがありますし、また一つの部署に応じてABCDのバランスの良い人数で配置することが可能になります。
3.脳力開発が可能!
職種に応じて必要な脳力と自分の利き脳が異なる場合には、必要な脳力開発ができたり、ご自分の理想の脳タイプを目指して変えていくことが可能です。
ハーマンモデルの活かし方
同じ言葉でも脳タイプによってその言葉の捉え方が異なる場合があります。それはときには誤解を生んだり、理解し合えないことになりますので、できるだけ避けたいことだと思います。
ハーマンモデルの特徴を知ると、相手の脳タイプがわかり、相手と良好なコミュニケーションがとれるようになります。そして相手が理解しやすい言葉や受け取りやすい言い方を選択することが可能となります。
ファシリテーターとして様々な方と話す機会があると思いますが、相手によって伝わりやすい言葉を選ぶことはとても大切だと思います。特に会議の場面や講師の方が教える場合には、ハーマンモデルの脳タイプを知っておくと大いに活用ができると思います。
そのため極和ファシリテーター養成スクールでは、ハーマンモデルに関しては時間をかけてしっかり学んで頂いております。4つのタイプを全て理解しなくても、おおよそ右脳か左脳がわかるだけでも違いますので、最初はそれだけわかっておくだけでも良いと思います。
まとめ
- ハーマンモデルの利き脳とは!?
- ハーマンモデルの特徴は?
1. 生年月日不要!
2. 自分の脳タイプに合わせて仕事を選ぶことが可能!
3. 脳力開発が可能!
- ハーマンモデルの活かし方
以上今回はハーマンモデルについてお伝えいたしました。
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