ファシリテーターとはファシリテーション力を兼ね備えた人のことを意味する場合と、「促進させる人」「容易にする人」「問題解決を促す人」という役割として指す場合があります。
例えば会議の進行役、パネルディスカッションのコーディネーター、インストラクションをする人などですが、その場合でもファシリテーション力が必要となります。
ファシリテーターの意味
ファシリテーターとは「ファシリテート(促す、促進させる、容易にする)する人」という意味ですが、ファシリテーション力を兼ね備えている人、つまりファシリテートできる人という意味でもあります。
ファシリテーターは会議やミーティング、ファシリテーションを活用する場面(人が二人以上存在し、「目的」「向上心」「成長意欲」がある場合)において、目的を明確にし、目的を達成するためにその場に関わる一人ひとりの満足を引き出しながら、その全体(チーム、組織など)の成果を最大最適にする人のことを言います。
最近はできるかどうかに関わらず、役割としてファシリテーターをされる方(例えば会議の進行、パネルディスカッションのコーディネーター、何かのインストラクターなど)もいらっしゃいますが、ファシリテーターと名乗る以上はファシリテーション力を身に付けておく必要があります。
ファシリテーターの役割
ファシリテーターの役割は誰かひとりが担うものではなく、その「場」に関わる人全員が例え少しづつでもその役割を担える状態がベストと言えます。
そのために「ファシリテーター」とは「ファシリテーション力のある人」と解釈をして、役割としてのファシリテーターと区別する必要があります。
そして、「ファシリテーション力のある人」という意味で使う「ファシリテーター」を本来の名刺ではなく、形容詞として使うことをお薦めします。
例えば
- ファシリテーター司会者(ファシリ力のある司会者)
- ファシリテーターコーディネーター(ファシリ力のあるコーディネーター)
- ファシリテーターインストラクター(ファシリ力のあるインストラクター)
- ファシリテーター講師(ファシリ力のある講師)
- ファシリテーター参加者(ファシリ力のある参加者)
- ファシリテーター上司(ファシリ力のある上司)
- ファシリテーター社員(ファシリ力のある社員)
- ファシリテーターお母さん(ファシリ力のあるお母さん)
このようにファシリテーション力のあるという意味でファシリテーターを使って頂くと、あらゆる場面でファシリテーションが活用できるのを理解して頂けると思います。
ファシリテーターの必要性
あらゆる場面においてファシリテーション力を備えたファシリテーターが存在することで、そのチームや組織、あるいはその「場」は活性化し、よりプラスの方向に進むことは間違いありません。
これによって、その「場」の空気や雰囲気が良くなり、相互にストレスを感じることも減り、全体思考で全体最適を生み出す流れができていきます。
これからの会社や団体などあらゆる組織に置いてファシリテーターが存在するかどうかで、成果は大きく変化することは間違いありません。
これからの組織やチームに置いて、ファシリテーター育成は必須となるでしょう。
まとめ
以上ファシリテーターの意味と役割などについて書いて参りましたが、一般的に言われている会議の司会者的ファシリテーターとは異なる印象を持たれたかも知れません。
一般的なファシリテーターと区別するためにここでは「極和(きわみ)ファシリテーター」と名付けております。
会議の場面だけでなく、誰もがファシリテーター○○として日々の暮らしの中で活動して頂けたらと思います。
- 「ファシリテーション」の意味も見てみよう!
ファシリテーションの意味 - 「ファシリテーション」の役割も見てみよう!
ファシリテーションの役割と必要性