極和ファシリテーター養成スクールでは、同じ内容を学んでもそれぞれ感じることが異なります。スクール生の方の経験、キャリア、職種、環境によって心への響き方も違ってきます。
今回は2011年のスクール生が書いてくれた「心に残る言葉」第五段Tさんの書いてくれた言葉ををご紹介したいと思います。
第五段Tさん
Tさんは向上心が高く、いち早くファシリテーションの必要性を感じ、スクールの3期生として仙台まで通ってくれました。そして、ご自身の地元でもスクールを開催したい!との思いで、4期の開催にご尽力くださった方です。彼女が居なければ秋田でスクールを開催することはありませんでした。
彼女は成績優秀で、優等生症候群(と勝手に名付けました。)と呼べるような生き方をしていました。理想と違う自分は全て無かったことに封印しているような印象でした。理想の自分で生きるということは、ある意味理想の人物になりきって女優として生きるようなものです。
スクールで学び始めて徐々に本来の在りたい自分、本当の自分が垣間見えるのですが、それすら無かったことに隠してしまう・・・それの繰り返しでした。まるで親に内緒で勝手に自分の部屋でぬか漬けを隠しているような感じです。
どんなに隠してもだんだんリビングまでその匂いがしてくる、その匂いの素を探ったら部屋に隠してある!それを出すように言うと、そんなものは無い!と隠し続ける。ある日とうとうその蓋が外れて匂いが家じゅうに充満して隠しようが無くなる。隠していたものは腐敗して悪臭を放っていました。そんな印象でした。
「これは全部この会場のトイレに流してしまいましょう!」そう彼女に伝え、今まで無かったことにしようとしていた様々な古い漬物と化したものを流し切って頂いたのでした。
彼女がスクールに参加したのは、この古漬けを処分したかったからかなぁ?と思うほどです。
その後彼女は本来の優秀さを存分に発揮して、更に極和ファシリの全体思考や横並びの関係などを実践し、素晴らしい仕事の数々を行なっていきます。彼女の成長ぶり、変化を見て極和ファシリテーター養成スクールに入ろうと思ってくれた方が居るほどです。
今後益々職場でその能力を発揮されるのがとても楽しみです。
Tさんが書いてくれた心に残る言葉
『マミ〜先生語録』
- どんな人間になりたいか?を考える
- ファシリテーターの視点を持つ
- 目的を理解して共有する
- 自分の言葉で伝える
- アウトプット=インプットしたものを自分の中で消化して目に見える形で外に出すこと
- 必要性を掘り下げる(ズシっと認識する)
- 何を聞きたいか?明確な質問をする(わかりやすい質問に言い換える)
- 置き去りにしない
- 反対意見や少数意見を切り捨てない
- タイトルが曖昧だと目的がぼやける(「~について」など)
- 相手に警戒させない
- 相手に罪悪感を抱かせない
- 優先順位は人によって違う
- 参加者の合意を取る
- 場を作る
- 脳が喜ぶようなヒントを出す
- ダメなところではなく良いところをふくらます
- アイディアがたくさん欲しいなら脳に制限をかけない
- ファシリテーター=問題解決させ者、周りの人をファシリ的にする人
- あらゆる視点でぬかりなく
- どんな脳タイプにも通じる2通り以上の言葉を使う
- 違う考えを受け入れる
- プラスに置き換える
- 自己開示することで安心して話せる雰囲気作りができる
- 交渉(ネゴシエーション)=自分の有利
- ファシリテーション=みんなの有利
- 全員の目的を一致させる
- 一番リスクの大きいところを一番大事にする
- 横並びの関係
- 共通言語を探す
- バラバラの中で共有する
- 謝ると相手を加害者にする
- 謝るプラス「教えてもらってありがとう」
- わきまえる(その場によって違う)
- 課題を見つけたらあとは解決するだけ!
- 謙遜は褒めてくれた人に対して失礼
- 越えられない壁はない
- 自分がやるべきことをやる
- 同じ事柄も見方によって違う意味を持つ
- 相手にとって心地良い話し方、接し方を考える
- 自分と相手、それ以外の存在を意志気する
- ベストを尽くす!
- 聞く人にとって意味のあることを話す
- 目的、対象によってフォーカスする点を変える
- 聞き手をイメージする
- 聞く人の負担を減らす
- (リスナーの立場なら)話し手が言いたいことを引き出す
- 自分の「どよん」(マイナス)は周りの「どよん」(マイナス)を引き出す
- 原因を追究していても自体は悪化するだけ
- 「どうなりたいか?」を考える
- 板書=1人の意見ではなく場の意見にする
- 不満足要因を起こさない(マイナスを引き出さない)
- 成果拡大→やる気UP!!
- ものさしが違う=平等、不平等の認識も違う
- 何かをやる時に「使うものさし」を説明してコンセンサス(合意)を得る
- 「何のためか?」のひとことが満足向上につながる
- フィードバック=対等 アドバイス=上から
- 自分も成長しないと気づかない
- 向かい合う関係から横並びの関係へ
- みんなが「うん」と言えるところまで戻るor先に行く(次元を変える)
- 同じゴールを向けば衝突回避(コンフリクトマネジメン)は必要ない
- 「全体の中の自分」であることを意志気する
- 自分のポジションを意志気する
- 1人1人が行動する事で何かが変わるかもしれない
- 思ったことを行動に移さなければ何も変らない、何も生まれない
- 関わり方の視点を広げる 自分は違う次元に行く(同じステージにいない)
- 不満足を生まない、満足を生むコミュニケーション=ファシリテーション
- Yesを3つ取る(同意を得る、同志にする)
- なり切れていたか?(他人の気持ちを理解しようとしていたか?)
- 自分のいる意味を考える
- どんな事にも意味がある
- 目に見えないもの、想像力が無ければ見えないもの(背景まで)を見る
- 人は日々成長する生き物
- 相手に届ける言葉をどれだけプラスにするか
- いがみあわないための言葉選び
- マイナス思考は未来をマイナスにする
- 人間は脳に描いたことが叶う(プラスもマイナスも)から最後の言葉をプラスにする
- 脳の栄養はプラスだけ
- 自分を好きにならないと他人を愛せない
- 自ら波を起こす→未来が変る
- 「プラス」の意味も1人1人違う その人だけではなくみんなにとっていい事は何か考える
- 知識じゃなくて「できること」が大事
- 幸せをちゃんと感じることが大事(その幸せは人とイコールではないことも忘れない)
- 同じ場面は二度とない(いつも違う)
- とっさに取る行動がいかにみんなに幸せをもたらすか?
- 問題やルールをきちんと理解できない=思い込み
- いらない人はいない
- 人が集まる=「数」が増える+「質」が上がる
- アイスブレイク
* 和ませる(呼び水になる)
* その人の発言の価値を上げる
* 相手に思いを寄せている、受け止めていることを伝える
* アツくさせる、同じ目的に向かわせる - 意見を言わなければいる意味がない 反対だけでなく賛成でもその理由を発言する
- ムダを削除し必要なところに時間をかける
- 漠然としていることは具体的にイメージできるレベルまで落とし込む(イメージや認識のすり合わせから始める)
- かしこまらせない
- フラットさが大事(謙虚すぎても威圧的でもNG)
- 答えは場にある
- どの意見も同じように扱う
- 相手が期待する以上のことをする→満足を生む
- スピードとタイミング
- クレーム、失敗=プラスを生むチャンス
- 人は人でしか磨かれない
- 相手も安心が欲しい
- シンクロニシティ(行き当たりバッチリ★)
- 自分がやりたいことではなく全体にとっていいことをやる
- あらゆる場面の最大最適は何か?を考える
- 相手にフィット&ヒットする言葉を探す(切り口を変える)
- ルーツを大切に!(目の前にいる人だけでなく支えてくれる人全てに感謝)
- みんな平等に、スマートに
- その場にいる人の「意味」「価値」を掛け算させる
- 1人の学びではなくチーム全体の学びに貢献しようと考える
- 何でも自分でやろうと思わない
- う~んと考える 考えるのをやめない 精一杯頑張る
- 前に立ったとき笑うのは絶対にNG!→自分の世界に入っているということ 場を置き去りにしているということ 発言の価値を下げる
- 生きた文章=聞く人がイメージできる
- 指示待ちでなくどうしたらもっと良くなるか考える
- 分かっていても敢えて聞く(みんなが分かるように、みんなが理解できていることが大事)
まとめ
これらはスクールが始まって9ヶ月のときに書いて頂いた「心に残った言葉」です。残り3か月の分はここにはありませんが、極和ファシリテーター養成スクールの9ヶ月で学んでくれたことの一つの証です。
ひとつのキーワード毎に何分かのワークがあったり、例え話を入れて理解を深めたり、決して言葉だけ伝えたものではありません。
ここで学んだことを上手く取り入れて活用することに長けているTさんには、是非とも極和ファシリテーションを地域でどんどん活用して、定着させて頂きたいと思っています。
スクール生が書いたマミ~語録(その2)Aさん
スクール生が書いたマミ~語録(その3)Fさん
スクール生が書いたマミ~語録(その4)Yさん
スクール生が書いたマミ~語録(その6)Mくん