「気持ちを汲む」の意味は、相手の気持ちを「察する」とか、相手に「寄り添う」、そして相手の気持ちに「共感」し「思いやる」ことです。
相手の立場だったらどうなんだろう?自分がその立場になったらどうなんだろう?と思いを巡らし、できる限り相手の気持ちを理解しようとすること。
言葉にできない思いや辛い気持ちを理解することです。
人の「気持ち」って汲めるの?
「気持ちを汲む」という言葉の意味を考えたことはありますか?「気持ち」は、バケツで水を汲むように汲めるものでしょうか?
そもそも「気持ち」は見えないものです。液体でもありません。なのに「汲む」という言葉が存在すること自体不思議ですね。
「気持ち」というものは見えないけれど間違いなく存在していて、掴んだり汲んだり推し量ったりできるように形を固形や液体など自由自在に変わるものでもあるようです。
このような言葉が存在するということは、間違いなく「ある」ということです。見えないものをこのようにあたかも物質のような表現をする日本語は本当に素晴らしいと思います。
日本人がそもそも見えないものを大切にしてきた証拠だと思います。でなければ、このような言葉は存在するはずがありません。
「気持ちを汲む」の意味とは?
「気持ちを汲む」を表す言葉で一番マッチするのは「察する」という言葉だと思います。「察する」という言葉を更に紐解くと、「推し量る」「思いやる」という意味に繋がります。
しかも「察する」は観察の察ですから相手を観て慮る(おもんばかる)という意味が含まれます。
どれだけ相手の立場になって、相手の気持ちを想像して、自分がその立場だったらどんな気持ちになるだろうかと考えつくし、相手の気持ちを理解しようとすることが「気持ちを汲む」ということだと思います。
どんな場面で相手の気持ちを汲みますか?
気持ちを汲む場面とは、相手がポジティブで居るときにはほとんどないと思います。相手がつらい時、悲しい時、苦しい時など、ネガティブな感情で居るときや、思っていることを言葉にできずにいる場合に限られると思います。
このような場面では掛ける言葉が見つからないときもあろうかと思いますが、そんなときはただただそばに居て手を握ってあげるとか、恋人や家族ならば肩を抱いてあげるとか寄り添ってあげるのが良いと思います。
まとめ:気持ちを汲むとは、察する・寄り添う・共感して思いやること
「気持ちを汲む」の意味は、
- 相手の気持ちを察する
- 相手に寄り添う
- 相手の気持ちを推し量る
- 相手に想いを寄せる
- 相手の立場になったつもりで思いをめぐらす
- 相手に共感し、相手を思いやる
これらが相手の気持ちを汲むということになります。
どんな場面で気持ちを汲むかというと?
- 辛い思いをしているとき
- 悲しい思いをしているとき
- 落ち込んでいるとき
- 言いたいことを言えずにいるとき
- 気持ちを思うように言葉にできないとき
「気持ちを汲む」という言葉は、日本語の素晴らしさとともに日本らしい思いやりや配慮を表す言葉だと思いますので、大切にしていきたいと思います。
そして気持ちを汲める人でありたいと思います。
極和ファシリテーションでは、「気持ちを汲む」というような相手に思いを寄せるとか、共感するということをとても大切にしています。
極和ファシリテーションを身に付けると、「気持ちを汲む」ということが自然にできるようになっていきます。
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