アイスブレイクの種類をいくら覚えてもハンドリング次第ではアイスブレイクになりません。せっかく場を和まそうと思ったはずが、アイスメイクになってしまっては意味がありません。ときにはパフォーマーになりきることが大事!参加者が安心して場を任せられるような包容力や安心感を感じさせるハンドリングの大事なポイントを3つお伝えします。
アイスブレイクのハンドリングとは、すなわち上手くアイスブレイクを行ない、参加者の緊張を解いたり、場の空気を和ませるためのやり方を意味しています。
声
アイスブレイクを行なう際には「元気で明るい声」が何と言ってもベストです。
声の大きさ
誰か一人でも声が届かない人が居たら、そのアイスブレイクは成功したとは言えません。大丈夫かな?とこれぐらいなら聞こえるだろうと思う以上の声の大きさを出すことが大事です。
つまり「聞こえる」レベルではなく、会場の四隅に行き届くぐらいの声の大きさが必要です。但し大きければ良いというわけではありません。
声のトーン
声のトーンというものは、人によって聞き取り易い声とそうでない声があります。年を重ねるにつれ、聞き取れる範囲も狭まります。なので、キンキンと耳障りな声は困りますが、一般的にある程度トーンは高い方が聞き取り易いです。
男性の低い声は聞き取り難いので、男性の場合は音程で言うと2つぐらい高めのトーンで話すつもりぐらいが良いと思います。
話すスピード
話すスピードもテンポは必要ですが、早過ぎて聞き取れなければ意味がありません。聞き取り易くするためには口をしっかり開けて声を出すと相手に届きやすくなります。逆に口を開けないで話すと声がこもってしまって、聞き取り難くなりますので注意してください。
説明力
アイスブレイクの内容説明が「よくわからない」とか「よく聞こえなかった」などということが無いように、しっかりと相手にわかるように説明しましょう。
わかりやすい伝え方
なるべくカタカナ語や専門用語を使わずに、小学生が聞いてもわかるような言葉を使って説明します。一つの文章を短めにすること、大事なことは2回繰り返すなど、相手が理解しやすい話し方・伝え方を心がけましょう。
ムダのない説明
余分な言葉・・・例えば「あの・・・」とか「えーと」は聞きにくいだけでなく、必要な情報が伝わりにくくなります。もしも言いそうになったら心の中だけで言うようにして、むしろその分「間」になってしまったとしても言わない方が良いです。
場の盛り上げ方
アイスブレイクはそもそも場を和ませるために行うものですので、ハンドリングをする場合には場が盛り上がるように多少オーバーに行ったり、体全体で伝えるような工夫をすると良いと思います。
例題を出す場合にはわざと間違えて、笑いを誘うことも大切です。
空気感
アイスブレイクを行なっているときの場の空気はどんな感じか肌で感じてみましょう。
グレーな感じだったら既にNGです。できたらパステルカラー、例えば爽やかなパステルグリーンとか、ほんわか暖かい感じのパステルピンク、ちょっと元気なイメージのパステルオレンジを感じさせるような空気の色を目指して頂けると良いと思います。
表情
もちろん、笑顔で行なうことが大切ですね。ファシリテーターの表情が場の空気感を作ると言っても過言ではありませんので、笑顔で行なうことはとても大事です。
ノンバーバルコミュニケーション
場を盛り上げたり雰囲気を上向きにするには言葉以外のノンバーバル(非言語)のコミュニケーションも重要になってきます。身振り手振りや、ちょっと首をかしげるなど体を直線ではなく曲線を心がけるとか、そういった演出ができるようになると場がより盛り上がり楽しい雰囲気になります。
リアクション
参加者のリアクション(笑う、笑顔になる、体で表現する)を引き出すこともとても大事です。また、そのような参加者をご覧になってこちら側も何らかのリアクションをしたりすると更に場が盛り上がります。
まとめ
以上アイスブレイクを行なう際のハンドリングのノウハウをお伝え致しました。
- 声の大きさ
- 声のトーン
- 話すスピード
- わかりやすい伝え方
- ムダのない説明
- 場の盛り上げ方
- 表情
- ノンバーバルコミュニケーション
- リアクション
これらのことを意識して、より参加者に喜んで頂けるようなアイスブレイクをやってみて頂けたらと思います。
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