多数決の問題点は少数意見を切り捨てたり、自分の気持ちを切り捨てること。切り捨てられた思いは不満や残念な気持ちなどネガティブな感情を引き出し、チームのやる気や意欲を失くしてしまう可能性もあります。一人ひとりの想いを汲み、満足度を高める決め方「ファシリックス」を知って頂いて、何かを決めるときに活用して頂きたいと思います。
多数決の問題を解決する「ファシリックス」とは!?
ファシリックスは多数決やじゃんけん、くじ引きに変わる新しい「決め方」です。これまでの決め方では、一部の人が残念な気持ちになったり、面白くない思いになったりとネガティブな感情を引き出してしまう可能性がありました。
ファシリックスは一人ひとりの満足や組織&チームの成果を最大最適にする極和ファシリテーションをベースにしていますので、ファシリックスを活用することでチーム力の向上や組織の成果向上に繋がります。
更に一人ひとりの想いを数値化し視覚化することによって、多数決では見えなかった想いを共有することができます。使い続けることで、相互理解や協力しようという意識が高まっていきます。
仕事に役立つ決め方「ファシリックス」
仕事の役割分担は苦手なことよりもできれば好きな仕事や得意なことの方がモチベーションも上がり、成果も拡大できます。
実際にイベントの役割分担をファシリックスで決めてみました。
役割は、司会、受付、記録写真、誘導案内、物販、駐車場の6種類。
やりたいものに100点
順番に10点きざみで点数をいれてもらいます。
最低点は50点で1つしか付けられません。
100点はいくつ付けてもOK!
点数の付け方はこちらをご覧ください。
このように各自が付けた点数を表にします。
自分がやりたいと思う仕事は他の人も同じように思っているかと思ったら、こんなに違うのですね♪
さて理想は全員が100点ですが、80点以上だったらほぼほぼOKですよね♪
実際チェックをしていったら、ナント!全員が100点を付けた役割に決定することができました! \(^。^)/
このように役割分担が決まったら、各自張り切ってイベントの準備ができそうですね♪もちろん!大成功間違いなしだと思います。
なかなか決められないPTAの役員
皆さんにファシリックスの話をすると、たいていの方がPTAの役員を決めるのに使えたら・・・と仰います。
PTAの役員決めには実は問題があります。それは、誰もが「やりたくない」という気持ちで決めようとするのではないか?ということです。
大切なお子さんのためのPTA活動ですから、在学中は最低1年間は役員をやって頂きたいものです。なので、保護者の皆さんには是非とも協力的なスタンスで決めて欲しいと思います。
そういう協力的な雰囲気を作るとか、目的を明確にしてみんなで頑張りましょう!という空気にしてからやると上手くいきます。
ここでは6名で、誰がどの役をやるのかをファシリックスしてみました。
役職は会長、副会長、初期、保体部、教養、校外活動の6つです。
今回は会長職に100点の人が居ませんので、会長職の最高得点90点を活かしながら、ピックアップしてみました。
すると見事!会長職以外は、みんなが100点の役に付くことができました!
何だかだんだん楽しくなってきました!
楽しいついでに寸劇のキャスティングにも挑戦してみました。
劇のキャスティングをファシリックスで♪
なんちゃってお笑いファシリ劇団が新年会の余興で寸劇をすることになったら?
登場人物は、シンデレラ、王子様、継母、イジワルな姉、魔法使い、ガラスの靴を持ってシンデレラを探す家来の役の6人のキャスティングをしてみました。
点数の付け方が人それぞれで面白いですね♪
では、どのようにすると高得点のキャスティングができるかチェックしてみました。
おお~~~~!!!ナント!!
全員が一番やりたいと思った役100点満点をつけた役になることができました。チームとしては600点満点です!!
この寸劇はあくまで余興なので、演技力や人気の要素は入れずに、自分たちが楽しむことを想定しています。
お楽しみ寸劇だとしても、同じやるなら自分がやりたい役をやれたら、盛り上がるのではないか?というスタンスですので、そこはご了承くださいね。
まとめ
多数決の問題点を解決する決め方「ファシリックス」をご紹介させて頂きました。
こちらでは役割分担やキャスティングの場面で使うファシリックスをご紹介しました。
例えばGWやお盆休みの日直当番を決めたりするのにも役立ちそうですね。
みんなで一つを決める場合はこちらをご覧ください。
また参加された方にはファシリックス1(みんなで一つを決める)のテキストをプレゼントさせて頂きます。
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