「無意識」を「意識化」すること「で、成果の質と量を向上させるコツ!
普段無意識でやっている事を意識化することで、成果の質と量をあげることができます。そのためには普段何気なくやっていることにできるだけ意識を向けることが大切です。そのことを極和ファシリテーションでは「意志」の「氣」を持つということで「意志氣」と表現しています。「意志」の「氣」を持って行動することで、行動改善し易くなります。
無意識でやっていそうな事
あなたは普段無意識でやっていることはありますか?もしかして無意識でやっていることに気付いてなかったりしませんか?
例えば
- 家や窓、サッシの鍵締め
- ガスの元栓
- 車のウィンカーやライト
- 挨拶
- エレベーターのボタン押し
- タイムカード etc.
出かけた後で家の鍵をちゃんと掛けただろうか?と心配になることはありませんか?
ベッドに入ってから、ガスの元栓切ったかしら?と気になってまた起きて確認したりすることありませんか?
無意識でタイムカードを押すけれど、間違えて別の方のを押してしまったことなどありませんか?
よそでエレベーターに乗った時に、「開く」と「閉まる」の色が違っていたために逆のボタンを押してしまったことはありませんか?
また
- トイレの電気
- お風呂の追い炊きの種火
- 車のハザードやテールランプ
これらの消し忘れはありませんか?
これが仕事になると
- 発注のし忘れ
- 伝言のし忘れ
- 頼まれた連絡のし忘れ
このようなことはありませんか?
仕事の場合は忘れないようにメモをしたりタスク表に書き入れたりして忘れることは少ないかも知れませんが、毎日の暮らしの中でついウッカリ忘れてしまうことは誰でもあるのではないでしょうか?
意識と意志氣
ものごとを忘れないように、あるいは新しいことに取り組もうとするときに意識することは大切だと思いますが、その際に重要なのは「忘れない!」とか「取り組もう!」と思う自らの「意志」ではないかと思うのです。
そのため、極和ファシリテーションでは、「意識」ではなく「意志の氣」(自らの意志を持ったエネルギー)を持つことの重要性をしっかり腑に落として頂きたいと思い「意志氣」という漢字を使っています。
無意識を意志氣化することのメリット
無意識でやっていることを意志氣化することの大きなメリットは
- 忘れにくい
- 記憶に残りやすい
- ミスが起きにくい
- 漏れを防ぎやすい
- 自分の行動に責任が持てる
に繋がります。
意志氣することで振り返った時に自分の行動を明確に思い出すことができますから、何か問題が起きた時に自分の行動に対する確認や確信に繋がります。
私はスタッフがお客様から現金をお預かりする場合には必ず声に出して預かるように指導しています。そうすることでミスの防止ができるだけでなく、クレームを未然に防ぐことにも繋がるからです。
無意識を意志氣化するためのコツ
1.声に出す
例えばお客様が5千円札を出して2千円のお買い物をされたとして、お釣りの3千円をお渡ししたとします。
そのときにお客様から「あら?私が出したのは1万円札だったと思うんだけど・・」と言われたときに、どのように弁明できるでしょう?
5千円頂いて2千円の買い物をされたら、無意識に3千円のお返しです・・と渡しかねません。ですが、それが間違いだと指摘された場合に自分を弁明できるでしょうか?
このようなことが起きないように5千円を預かったら
「5千円お預かりします」とお客様にも聞こえるように声にすることが大事なのです。もしもそのときにお客様が(え?私1万円出したはず・・)と思っても5千円を手にしながら「5千円お預かりします」と声にすると自分の確認にもなりますが、お客様への確認にもなるのです。
これは自己防衛にもなることですが、お客様にも恥をかかせないことにもなりますので、大切な行為なのです。
常に現金のやり取りをする場合には声に出しながら預かったりお渡しすることで間違いを大幅に防ぐことができます。
2.動作を付ける
駅のホームで駅員さんが指さし確認をしているのをご覧になったことはありますか?
これがまさしくチェック漏れを防止するための「動作」を付けた確認方法です。
ガスの元栓やお風呂の種火チェックなども指さし確認が適しているかも知れません。
このように確認する際に頭(脳)だけではなく、体(肉体)を使うことで、無意識を顕在化させることがしやすくなります。
朝ボーッとしながら挨拶すると、誰に挨拶したかどうか記憶に残っていない・・なんてことはありませんか?また、それでは相手の変化に気が付かず相手に対して失礼になってしまうこともあるかも知れません。
挨拶も相手とアイコンタクトをとるとか、笑顔でするとか、軽く会釈をするなど体を使うことでその行為に「意志の氣」が入り、挨拶された側は気持ちよく感じると思います。
現にこのような笑顔の挨拶を実践した受講生の皆さんはコミュニケーションが取りやすくなったり、職場の人間関係が改善しています。
3.紙に書く
自分が取った行動をメモに残すことも無意識でやっていたことを意識することに繋がります。ただ、これは無意識でやったことを思い出しながらやるので、モレが起きる可能性もあります。
忘れてはいけないことを紙に書いて貼っておく!
例えば
- ガスの元栓
- 玄関の鍵
- サッシの鍵
- お風呂の種火
このように忘れては困ることを書き出して貼っておくことで無意識を顕在化させてくれることに繋がります。
もちろん、書いたのを見ただけではNGですが、これによって確認ができ、モレを防ぐことができたらいいですね。
まとめ
- 無意識でやっていそうな事
- 意識と意志氣
- 無意識を意志氣化することのメリット
- 無意識を意志氣化するためのコツ
ここに書いただけでなく多くの無意識で行なっていることがあると思います、その中には意志氣して行うことで成果を上げたり、間違いを防ぐことになったり、より良い結果を引き出すことができると思います。
普段無意識でやっていることで意志氣した方が良いことがあったら、是非やってみて頂けたらと思います。
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