「抜かりなく」とは、何かの準備や仕事上のモレや手抜かり、不備、油断、忘れ物などがないように!という意味で使います。
実際にどのような場面で使うのか?そのご紹介と、実際に「抜かりない仕事の仕方」についてご紹介します。「抜かりなく」仕事をしたつもりなのに「詰めが甘い!」と言われることのないように!ノウハウお伝えします。
「抜かりなく」の使い方
「抜かりなく」の意味は、仕事上のミス・モレ・手抜かりがないか?不備や油断、忘れていることはないか?という場面で主に確認を報告したり促したりする言葉として使われます。
部下や誰かに仕事や業務をお願いする場合
「では、準備抜かりなくお願いします。」
「抜かりなく頼むよ。」
「〇〇の件、抜かりなく宜しくお願いします。」
指示や依頼をされた場合
「抜かりなくやっておきます。」
「抜かりなく準備しますのでご安心ください。」
「抜かりなく対応致します。」
イベントや指示された仕事に対する報告の場面
「抜かりなく準備致しました。」
「準備は抜かりなくやっています。」
「準備に抜かりはありません。」
それ以外の場面
「彼女に任せておけば抜かりなくやってくれるよ。」
「彼に任せると抜かりないから安心だね。」
「〇〇さんはいつも抜かりない仕事をするねぇ~。」
「抜かりなく」仕事を行うための実践方法
実際仕事上で「抜かり」つまりモレや不備、うっかりミスなどがあっては困ります。さらに、「抜かりなく」仕事を行う上で、関わる相手に「抜かりなく」できていることを「伝える」ということも大切になります。
それこそが抜かりない「仕事の仕方」になります。
報告する際の例
指示や依頼された仕事の内容が複数ある場合、一つひとつ順番をつけて、その一つひとつに対して回答を伝える。
指示や依頼をした方は、一つひとつに対して明確に報告してもらうことで、モレがないと確認できて、安心できます。
また業務報告は口頭だけでなく、メールや文書などあとで目で見て確認できる資料と合わせて報告することも大切です。(もちろん、内容によっては口頭だけで大丈夫な場合もありますが・・)そうすると口頭で言い忘れても、あるいは報告された側も聞き忘れたことなど文書に全部入っていれば安心できます。
組織内文書送付の場合
例えば年末など、社内で一斉に総務や経理宛にメールで添付ファイルを送るようなことがあると思います。年末調整とか、扶養家族が増えた場合とか、あるいは社内報に掲載する原稿とか、複数の方がそれぞれ同じ担当者に返信することが予想される場合があると思います。
書類が送られてきて、それに必要事項を記載して返信するというような場合、何に気を付けるべきかわかりますか?
そうです!ファイル名です!!何故なら同じファイル名で複数名の方が送られたファイルをそのまま返送されたら、受け取った側はいちいちそのファイルに名前を付けて保存しなければなりません。だとしたら、返信する側が送信する日付と名前などのファイル名を付けて送ったらどうでしょう?
受け取った人はそのまま「保存」することができます。もしファイルに名前がついてなければ、一つひとつに「名前を付けて保存」の手間がかかってしまいます。それが2~3人ならまだしも、数十人もいるような場合はとても大変です。送信側がひと手間かけるだけで、受け取り手は非常に楽になります。
このように、自分がやっている仕事、作業を誰かに引き継ぐような場合、次の人が仕事をやりやすいように配慮できる人が抜かりない仕事ができるのではないかと思います。
イベント準備等の場合
イベントの準備を行なったりしている場合には、前日までに万全の体制を整えておきたいもの。ここでの抜かりのない仕事の仕方としては、最終確認です。
例えば、明日のイベントにお越し下さるゲスト方や参加される方に、
「明日は〇時から〇〇場所にてお待ちしておりますので、どうぞ気を付けてお越しくださいませ。明日のお天気は午後から雨とのことですので、傘をお持ちになられた方が宜しいかと思います。万が一何かございましたら、担当の〇〇090-1234-5678までご連絡をお願いいたします。」
といった感じの前日のご連絡を差し上げると良いと思います。
それを上司などに報告すれば、上司も安心!ゲストも安心!このような気配りができるのであれば、イベントも大成功間違いなし!というものです。
まとめ
「抜かりなく」の使い方
- 部下や誰かに仕事や業務をお願いする場合
- 指示や依頼をされた場合
- イベントや指示された仕事に対する報告の場面
- それ以外の場面
「抜かりなく」仕事を行うための実践アドバイス
- 報告する際の例
- 組織内文書送付の場合
- イベント準備等の場合
以上、「抜かりなく」の使い方とそれを実践するためのノウハウについて書きました。お互いに気持ちよく仕事をしたり、ミスやモレが起きないよう「抜かりなく」お仕事をしていきましょう。
コメントを残す