指示待ち人間とは?指示されないと仕事ができない人のこと。指示待ち人間になってしまう理由と原因は何?もしかして脳の癖?新入社員はやむを得ないとしても、できるだけ早く指示待ち人間を脱却したいもの!まずは指示待ち度チェックで確認!仕事ができない人の代名詞とも言える指示待ち人間を改善&脱却するための方法を伝授します!
指示待ち人間とは?
指示待ち人間とは、指示が無ければ動かない、動けない人のことを言います。仕事ができない人の代名詞にように思われています。
この指示待ち人間には2つのタイプがあります。
(1) 気が利かない、気が回らないタイプ
指示待ち人間の大半はこの「気が利かない」タイプで、言われないと気付かないというタイプです。
このタイプは指示をすればきっちり仕事をする反面、指示漏れがあった場合には気を利かせてやる、といったことが苦手です。
(2) 自己肯定感が低いタイプ
指示待ち人間のもうひとつのタイプは、自己肯定感が低い人ために、気付いたとしても指示がないと動けないというタイプです。これは、勝手に何かやったら怒られるかも知れないという不安や、自分の判断に自信が持てずにできないでいるタイプです。
ここからはタイプ別に書きますね。
気が利かない&気が回らないタイプの指示待ち人間になる原因
指示待ち人間の気が利かないタイプの方の原因は、脳の癖によるものが考えられます。
気が利かないと言われる方の多くは想像力が不足していると思われます。左脳優位の方が多く、現実主義でちょっと先の未来も予想しない、予想する習慣がないためにその先の未来のための気の利く行動をとったりしません。
そのために周りの人からは気が利かない、指示をしないと動かないと思われてしまいます。
これは単純に脳の癖によるものなので、決して悪気があるわけではありません。また、ただの癖によるものなので改善しようと思えばできます。
また、ご自分の周りにこのようなタイプの方がいたら、少し言葉を足して不足の無いように伝えてあげると良いと思います。
指示待ち人間かどうかの確認&チェック
気が利かないために指示待ちしてしまうタイプの人は、自分が指示待ちである自覚もないかも知れません。
気が利かない人はある意味とっても素直なのです。言ってくれればやるんだけどなぁと思っている人が多いと思います。しかし相手の方は言われなくてもやってよ!と思っています。これでは食い違うのは当たり前です。
ご自身の指示待ち度をチェックしてみましょう!
次の項目に該当する場合は〇、該当しない場合は×をつけてみてください。
- 街を歩いているときに知り合いを見つけることより見つけられることが多い。
- 何か指示された場合、素直に指示に従うほうだ。
- 指示された際に、質問したりするのはあまり良くないと思っている。
- 指示された内容がいつもと違っても確認や質問をしないで指示通りやってしまう。
- アイディアを出す仕事より、マニュアルのある仕事が得意だ。
- 自発的に何かアイディアや改善案を提案することはあまりしない方だ。
- 自分で考えてやるようにと言われる仕事は苦手だ。
- 何か想像するのは苦手だ。
- 同時に2つのことをやるのが苦手だ。
〇と×はいくつありましたか?
〇が3つ以上ある方は、指示待ち人間の可能性があります。
指示待ち人間の脱却方法
与えられた仕事の前後、周辺、そこから連想できることをイメージする。
例えば「この資料を20部印刷して」と言われたら、
言われた通り20部印刷することはできると思いますし、忠実にやることができると思います。ですが、それでは完璧ではありません。言われた通りやるだけだと、気が利かない奴だと思われてしまいます。
言われた通り忠実にやったとしても気が利かない奴だと言われてしまうなんて、ちょっと納得できないですよね?
ですが、「この資料を20部印刷して」の言葉には実は他のことも含まれている可能性があるということです。
なのでそれを想像力を駆使して、できるだけ瞬時にその言葉以外の部分をイメージするのです。
- この資料は何の資料かしら?
- 何に使うのかしら?
- 印刷した後どうするの?
- 20部ということは20人分?
- もしかして会議で使う?
- だとしたら、一人分づつ閉じた方がいいかしら?
- 閉じ方はどういうのがいいかしら?
という感じで、イメージします。
そこまでイメージしたら、
「一部ずつ閉じた方がいいですか?」
「左上の1か所を真横閉じでいいですか?斜めがいいですか?」
などと質問します。
この質問ができるようになると、「気が利かない人」から「気が利く人」に変身できます。
ここから更に、指示される前に仕事ができるようになるためには、会議の予定日を確認して、会議の担当者に
「〇日の会議で使う資料があったら印刷しますけどありますか?」という質問ができるようになると、これは「指示を待つ」人から「指示を仰ぐ」人に変身できます。
また、特別指示を仰がなくてもできることがあります。
それは、
- ゴミを捨てる。
- 汚れた食器を洗う。
- 汚れていたら掃除する。
- コピー用紙の補充。
- ポットがあればポットのお湯を補充。
- 郵便物の仕分け(担当者のデスクに置くあとは職種や職場によって異なると思いますが、これらもその職場によってやり方があると思いますので、他の人を観察しているとわかるようになると思います。
- 職場のゴミが貯まったらそれはどうしているのか?
- ゴミを集めに来てくれる人がいるのか?
- ゴミ集積場にもっていくのか?
- コピー用紙の補充用はどこにストックされているのか?など、観察していればわかることが多々あります。
指示待ちを脱却するために、ぜひイメージすることや観察することを心がけてみてください。
自己肯定感が低いために指示待ち人間になっている方の原因
自己肯定感が低い人は自分の判断に自信が持てない、また自分の判断は正しくないかも知れないと考えがちです。過去に自分が判断したことを批判され、自信を無くしてしまったり、自分は判断すべきではないという思考が定着してしまった可能性があります。
改善&脱却方法
自己肯定感の低い方や自信が持てないために指示待ちになっている人は、自己肯定感を高めることと自信を持つことが大切です。指示待ちを脱却する前に、自己肯定感を高めることや自信を持つことが先決です!
自己肯定感を高めるためには、ノートを1冊用意してください。
毎日寝る前に、自分の良いところ、今日良かったこと、感謝の言葉などを毎日10個づつ書き溜めてください。
その10個は些細なことで構いません。
- 今日は〇〇さんに自分から挨拶できた!
- 今日はお昼に食べたかった〇〇が食べられた。
- 〇〇さんがお茶を入れてくれた!感謝!
- 今日はお客様にありがとう!と言われた。
- 今日は〇〇さんの仕事を手伝った。
- コンビニでいつもは品切れのスイーツが買えた。
- コンビニで買い物をしたときに、笑顔でありがとうと言った。
- 実家からお米が届いた。感謝!
- 友達が今度の日曜に映画に行こうと誘ってくれた。
- 今日も1日健康で過ごせた!ありがとう!
こんな他愛のないことでOKです。
また、新たな仕事を覚えたこととか、〇〇ができるようになったというのもOKです。
そして小さなことからで良いので、この仕事なら大丈夫!できる!と思えることをひとつづつ増やしていくことをお薦めします。
それと、毎日自分から笑顔で挨拶をすること!これを毎日実践することをお薦めします。
あなたが「笑顔で挨拶すること」が重要で、相手が返事を返してくれようが無視しようがそれは関係ないので気にせず、「笑顔で挨拶をする」ということを毎日実践してみてください。
まずは1週間、そして3週間たった時に、これを実践する前とどのように違うか振り返ってみてください。
ほんの少しかも知れませんが、自分に自信が備わっているはずです。
これができるようになったら、「プラスのコミュニケーション♪」を取れるように心がけてみてください。
「プラスのコミュニケーション♪」に関しては、公式LINE@に登録して頂けると動画をプレゼントしていますので、動画を3本受け取ってご覧くださいませ♪
まとめ
今日は指示待ち人間について2種類のタイプがあること、そしてそれぞれの原因と脱却方法について書かせて頂きました。
- 指示待ち人間とは?
- 指示待ち人間の原因
- 指示待ち人間を改善&脱却する方法
指示待ち人間はどちらのタイプも脱却することが可能です。
まずはご自分が指示待ち人間かどうかチェックをして、可能性があるならば脱却方法に挑戦してみてください。
あなたのオフィスライフが明るくなることを願っています。
極和ファシリテーター養成スクールでは指示待ち人間を脱却し、主体的に行動できるように研修&トレーニングをしています。
コメントを残す