講師として活動されている方がたくさんいらっしゃると思いますが、実はコンテンツ(教える内容)に関してはプロでも、デリバリースキル(伝え方・伝えるスキル)を学ばずに講師をされている方が多数いらっしゃいます。
先日もプロ講師のプライベートレッスンに申し込んでくださった方がいらしたのですが、講師の依頼が多いのに講師としての伝え方などをちゃんと学んだ事がなかったので学びたい!と仰って来てくださいました。
その方は講師力を磨きたいと思って、講座をいろいろ探されたようですが、せっかく申し込んでも同業者お断りと言われて受講できなかったりしたそうです。ようやく私のところを見つけてくださり、オンラインでじっくりたっぷり学んで頂きました。
もちろん講師に必要なデリバリースキルもファシリテーションスキルも一朝一夕で身に付けられるものではないのですが、どこをどのように改善していけば良いのか?目指すゴールがわかればご自身で気を付けて改善していく事ができます。
それでもなかなか改善できない場合は、プロ講師養成スクールで学んで頂くことも可能ですが、まずはどのような点に気を付ければ良いのか?大切なポイントを5つご紹介していきますね。
【1】 場づくり 安心 信頼関係構築
講師の大切な役割に「場づくり」があります。受講生の型との信頼関係を築きながら、安心な場、できればリラックスできる状態の場を作り、受講生の方が緊張せずに安心して学べる場を作っていきます。
そのためにはアイスブレイクやファシリテーション力が欠かせません。
【2】 話すスキルと伝えるスキル
講師にとって話し方は重要課題です。
【話し方】
声の出し方
声の大きさ
声のトーン
話すスピード
声の温度
活舌
イントネーション
【伝え方】(デリバリースキル)
説明力
わかりやすい言葉の選び方&使い方
たとえ話
噛み砕いた言葉
脳タイプ別の伝え方・話し方
置き換え・言い換え
【3】 引き出す 見つける
講師は受講生から次のようなものを引き出すことも必要です。
やる気・意欲
能力&脳力・潜在脳力
可能性
応用力
対応力
【4】指導力 成長させる 伸ばす
講師の最大の役割は受講生を成長させることです。そのための指導力が求められます。
知るからわかるへ
わかるからできるへ
できるから身に付くまで
もちろん単発の講座では身に付けさせるまでには至らないでしょうが、このような心構えでしどうしていくことは大切です。
【5】信じる力
そして最後に大切なのは、講師自らが信じることです。
・受講生を信じる
・場を信じる
・自分を信じる
人には大いなる可能性があります。開花していない可能性が充分にあります。
受講生の成長の可能性を信じて伝えることが講師の役割ではないかと私は思います。
講師が受講生の可能性を信じるからこそ、その可能性が引き出され、受講生の成長に繋がるのです。
まとめ
講師力をUPさせるために必要な5つのポイントについて書かせて頂きましたが、これを読んだだけでは「知る・わかる」レベルだと思います。
「できる」を目指したい方は是非プライベートレッスンの受講をお薦め致します。
講師を始められたばかりの方は、どうしても自分が時間内に伝えたいことを伝えなければ・・ということに一生懸命になり過ぎて、受講生の成長という最大の目的が忘れられがちです。
あなたの講座や研修を受けて、こんなに良かった!と思って頂けるような講師を目指している方には是非プライベートレッスンにお越しいただきたいと思います。
講師の方の「質」が向上し、受講生を成長させることのできる講師が増えれば、受講生の成長がどんどん加速します。
それによってHAPPYな人が増えると信じて講師力UPのレッスンをさせて頂いています。講師力を身に付けたい方との出逢いを楽しみにしています。
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