アイスブレイクでは自己紹介ならぬ「他己紹介」という方法があります。人数が多い場合に自己紹介をするとついつい話が長くなってしまう方もいらっしゃるので、そういう意味では他己紹介の場合は1分とか2分と区切ってできるので、時間管理がしやすいメリットがあります。但し、「他己紹介」は上手くいかない場合もあるので要注意です。
他己紹介のやり方
二人づつペアになって頂き、お互いに相手のことをインタビューして頂きます。時間を区切って双方がしっかり相手のことをインタビューできるように致します。インタビューの時間はそれぞれ7分ぐらいが短過ぎず長過ぎず手頃な時間と思います。
インタビュー時間が短過ぎるとうまく聞き出せないですし、長過ぎると何を聞いていいかわからず、時間を持て余してしまう可能性もあるからです。
他己紹介が上手くいくコツ
お二人づつペアになられたら、各自自己紹介をして頂く時間を1~2分とってから始めて頂くとスムーズです。
ペアの自己紹介タイム確保
実は初対面同士がペアになる可能性もあるので、ここでアイスブレイクとして自己紹介タイムを入れるとその後のインタビューが上手くいきやすくなります。
インタビュー項目の提案
事前にインタビューで聞いて欲しいことを提案することをお勧めいたします。アイスブレイクのあとの本題がどのようなものかによって、この提案内容が異なりますが、紹介して頂いたら嬉しいと思える質問を事前に用意しておいた方が上手くいきます。
質問の例
- お仕事の内容
会社名などPRしたい場合は社名と業務内容などを聞いてあげると良いと思いますが、個人で参加の場合は会社名などを言いたくないケースもあると思いますので、お仕事内容を聞くにとどめた方が良いと思います。
学生さんの場合は学部(または中高)と学年にすると良いでしょう。
- 今までに一番頑張ったと思うこと
自分が頑張ったことは自分しかわからないので、話したい事、話したくないことを取捨選択ができますし、聞いてる人の共感も得やすいです。
- 最近夢中になっていること(ハマッていること、マイブームなど)
これは仕事でもプライベートでも、自分が夢中になっていることを取捨選択できます。ただ、夢中になっていることが無いと仰る方もいらっしゃるかも知れませんので、その場合は最近見た映画、DVD、参加したイベント、読んだ本などに対象を広げても良いでしょう。この話題はあとから共通の趣味など話題を広げるのにとても役立つのでお勧めです。
他己紹介の落とし穴
他己紹介のアイスブレイクはときとして、参加者の気分をトーンダウンさせてしまう可能性もあるので要注意です。
失敗事例
- 実際話していないことを勝手に話されて不愉快だった。
- 仕事の内容を捻じ曲げて伝えられて、残念だった。
- 過去の失敗談ばかり聞かれ、それを発表され嫌な気持ちになった。
- 話して欲しいことは話してくれず、話さなくて良いことばかり話された。
これは実際に他己紹介のアイスブレイクに参加された方から伺った感想です。
このようなネガティブな感情を引き出してしまうようではアイスブレイクとしては失敗です。
アイスブレイクはハンドリングが重要なので、ハンドリングの記事も是非ご覧ください。
まとめ
今日はアイスブレイクの他己紹介についてやり方・上手くいくコツ、落とし穴についてお伝えいたしました。
- 他己紹介のやり方
- 他己紹介が上手くいくコツ
- 他己紹介の落とし穴
せっかくのアイスブレイクがアイスメイクにならないよう他己紹介を行なう場合には、残念な結果にならないよう十分配慮をして行なって頂ければと思います。