皇の時代を生きるために・・・

「自分を大切にすること」とは「他人を大切にすること」

自分を大切にすることは?

自分を大切にすることより他人を大切にするよう昭和の時代は道徳で習いました。しかし時代とともにその考え方が変化しています。現代では、自分を大切にできない人は他人を大切にすることができない、という考え方が主流になってきました。
最終的には、自分も他人も同じように大切にすることが大事なのです。極和では、そのことを伝えています。

自分を大切にするということとは?

そこにはワンネスという自分たちは元は同じだった!という考え方があります。

例えば私たちがお米だったとします。あなたも私も同じ稲穂の中で育ったかも知れません。お米の一粒一粒と数えた時には、個体としては別物です。でも、稲穂の中にいた時はどうだったでしょう?1本の稲穂としてひとつだったことがお分かり頂けると思います。

さらに言えば収穫されたお米の一粒が自分だとして、脱穀されたお米は10kgとか30kgのお米の袋に入れられて、今まで知らなかったお米たちと一緒に1袋と数えられます。さらにお家でご飯として炊かれ、おにぎりにされたらどうでしょう?

おにぎり1個の中にお米の一粒としての自分が存在し、そこには稲穂の時に一緒だったお米の誰かはは居るかもしれないし、居ないかも知れません。10kgの1袋の中で一緒だったお米たちは一緒におにぎりになっているかも知れませんね。

もし自分がお米だったとしたらと考えると、別のお米を大事にすることも自分を大事にすることも同じだということが想像できるのではないかと思います。

自分を大切にするということは、自分を含めたみんなを大切にするということなのです。

自己主義とは違う!「自分」も「相手」も同じように大切に!

自分を大切にするというと、昔ながらの自己主義と同じように捉えられてしまうかも知れませんが、考え方、視点がちょっと違います。

ワンネス的な自分を大切にするということは、全体を大切にすることが根底にあるのです。

例えば私たちは輸入関連会社の同じ部署のメンバーだとします。その会社では、毎年社員全員にTOEICの試験を受けさせて、合計点数の高い部署のボーナス査定が高くなると仮定します。

部署のメンバーが一丸となって、高得点を目指し、ボーナスの査定を高くすることが目的です!

メンバーの中には英語が得意の人も居れば不得意の人も居ます。そんなメンバーで平均点を上げることが目的だとしたら?(こんな場面はそうそうないかも知れませんが・・)

もしも一人ひとりの平均点を上げる手法の一つとして、苦手な人の点数を上げるためにみんなでその人に教えて高得点を目指してもらおうとします。このような方法もあると思いますが、別な方法もあります。

それは、得意な人が確実に高得点を取れるようにその人の英語力を磨いてもらうという方法です。

これは、一見見ると自分だけ高得点が取りたい自分本位な人にも見えなくもないかも知れませんが、実はチームの平均点を上げるための最善の方法かも知れないのです。

自分を大切にするという例題ではありませんが、これが人間力を高めるとか、波動を高めるなど、自分を高めることが組織全体、あるいは国全体の向上に繋がるのだということをイメージして頂けたらと思います。

自分を大切にすることが、組織のみんなを大切にすることに繋がるのです。

自分を大切にすることは誰かを犠牲にする?

自分を大切にすることは、他の人を犠牲にすることではありません。自分も他の人も客観的に見て、同じように大切にするということなのです。

昔は相手と自分という二面的な視点、二元化した視点が主流だったかも知れませんが、最近は「全体思考」といって、全体を捉える視点を持つことが重要視されてきています。

そうなると、組織を見るときに「自分と自分以外」と捉えるのではなく、自分を含めた「全体」の視点を持つことが大事になります。全体を俯瞰してみると、その中に他の人もいるけれども自分も居る、という状態です。

その視点で見た時に他の人も自分も同じように扱うのです。相手と自分という二元化ではなく、私たちという一元化で捉えるということなのです。

シャンパンタワーの例

あなたはシャンパンタワーをご覧になったことはありますか?

これは、最初のグラス(つまり自分のことです)を満たさなければ次のグラスを満たすことはできないという考えです。長年日本ではこのような考え方は良しとされてこなかった傾向があると思いますが、今はこれが当たり前になりつつあります。

自分を満たすことで、家族を満たすことができる。その次には友人や知人、地域の人、国、世界と考えると、自分を満たすことで世界にまで貢献できることがイメージできるのではないかと思います。

また、組織で考えた場合には自分は一番上に無いかも知れませんが、組織の長のグラスに注ぐことで自分の杯も満たされるという場合もあります。

自分を大切にするということは、みんなの中の一人を大切にすることであり、一人を大切にすることがみんなを大切にすることに繋がります。

まとめ

今回は「自分を大切にすること」について書いてみました。もしもあなたが自分のことを優先させたとして、誰かに申し訳ないなぁという気持ちがあるとしたら、それはみんなのためにたまたま先ず自分をやっているだけなのだと思って欲しい!そんな思いで書かせていただきました。

自分を大切にするということとは?
自己主義とは違う「自分」も「相手」も同じように大切に!
自分を大切にすることは誰かを犠牲にする?
決してそんなことはありません。

あなたがあなた自身を大切にすることは、みんなを大切にすることにつながるんだということを何とか受け取って頂けたら嬉しいです。

極和ファシリテーター養成スクールでは、時間をかけて「みんな」と「自分」を同じように大切にする、ということを学んで頂きます。

自分を大切にすることがみんなを大切にすることに繋がるという事を体験を通じて実感して頂けるからです。

是非あなたにもみんなと自分を同じように大事にする、ということを心掛けて頂けたら嬉しいです。

オンラインで何かを教えているあなたのためにこんな講座をご用意しました!
この記事を読んでファシリテーションにご興味を持たれた方は是非こちらの講座案内もご覧くださいませ♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です