風の時代・皇の時代を生きるために・・・

出る杭は打たれる!出過ぎた杭は打たれない!&アントレプレナーシップ

「出る杭は打たれる」ということわざがあります。

これには意味が2つありますが、根底には「足を引っ張る」とか、人々の中の妬み嫉みなどネガティブな感情が存在することを表わしています。

また、「出過ぎた杭は打たれない」という言葉はこれに対するアンチテーゼですが、アントレプレナー(起業家)は『出る杭』ほど成功する可能性があるかも!

「出る杭は打たれる」とは!?

これには意味が2つあります。1つは、才能に優れた人、人より抜きんでている人は他人から妬まれたり、足を引っ張られることがあるという意味です。本人はたまたま才能があり、人より秀でていただけなのに、妬み・嫉み・恨みを買ってしまうということです。

もう一つは、人と違う考えや意見を発言すると、否定されたり受け入れてもらえない、疎外されるといった意味です。これは、人間の本質がみな同じであることが心地よいと思っていて、異質なものを受け入れない、受け入れにくい性質からくるものです。

人間の脳は、ナマケものなので、新しいことを受け入れるのがとても苦手です。なので、今までどおりが安心できるし、心地よいのです。そこに新たなアイディアがもたらされると、今までやったことの無いことに挑戦しなければならなくなり、それは拒否したくなるのが脳の特徴・癖なのです。

また、そのような脳の特徴を持っている上司からしたら、部下の新たな意見などは頭から却下したくなるのが人間の特徴とも言えます。

「出過ぎた杭は打たれない」とは!?

一方「出る杭は打たれる」のアンチテーゼ(反対語)として言われたのが「出過ぎた杭は打たれない」という松下幸之助さんの言葉です。

出る杭はボン!と打たれてしまうけど、出過ぎた杭はボン!と打ったぐらいでは引っ込まなくなります。何度も打たないといけなかったり、打ちにくかったり、はみ出てしまったり・・・。ということは、ナマケものの脳にとっては、もっと面倒なことになってしまいます。

結果、打つのをやめてしまう事もあるため、出過ぎてしまえば打たれない、だからどうせでるなら出過ぎてしまえば打たれることもなくなるよ、という意味になります。

アントレプレナーシップ

アントレプレナーシップとは起業家精神、起業家マインドのことですが、これは「出る杭」の話にとても関りがあります。

起業家を目指す方は、他の人と同じことをやったら二番煎じ、三番煎じになってしまいます。まだ誰もやっていないことや、誰もが注目しなかったこと、誰もが気付いていないことこそがビジネスのチャンスになり、成功する可能性があるものです。

だとすれば、自らが「出る杭」であることこそがとても重要なのではないかと思います。

他の誰もがやっていないこと、それを言い出せば明らかに「出る杭」として叩かれることになるかも知れませんが、そこで『出過ぎた杭』になることこそが成功の第一歩になるのではないかと思います。

人と同じであることが大事・・と思う方は起業家には向いていないと思います。どこか人と違ったとんがっている部分がある人こそが成功しやすいと思います。

『出過ぎた杭』を目指す!

「出る杭」レベルで居ると、引きずりおろされたり、足を引っ張られます。引きずりおろすことや足を引っ張ることが、大変!面倒!と思われるほどの『出過ぎた杭』になることで、起業家としてスタートを切れるのではないかと思います。

私自身いつも人がやっていないことを考えたり、やるタイプでしたので、ずっとずっと「出る杭」状態で打たれ続けてきました。例えば勤めているときは、「もっとこうしたら・・」「こっちの方法はどうでしょう?」とアイディアを出したり、提案をすると「今までの方法でやってください」と言われました。こっちの方が断然早くきれいにできるのに・・・と、いつも不満を抱えていたと思います。

言われた通りとか、今まで通りにやるのが得意な方はサラリーマンや公務員などお勤めが向いていると思います。ですが、いろんなアイディアが出たり、もっと良い方法はないか?と考えるタイプは起業したほうが良いかも知れません。

私は30才で起業したのですが、女性で起業、しかも仙台では女性初の株式会社の設立と、「出る杭度」満載でした。足を引っ張られることも多かったですが、「出過ぎた杭」を目指して頑張り続けました。そして本当に出過ぎてしまうと打たれないということも実感しています。(笑)あの人はそういう人、というレッテルを張られてしまうと誰も打たなくなるみたいです。

私が起業してから34年も経った今となっては、女性の起業かも珍しくないし、コミュニティビジネスも当たり前だし、社会がどんどん進化していると思います。更に今年はウイルスの影響によって働き方が大きく変化しています。

一人ひとりが雇用関係ではなく、業務契約で働く時代が来るのではないでしょうか?その方が企業にとってはリスクが減りますし、個人にとっては自分の働きたいように(例えば通勤はしないでテレワークなど)働けるわけです。

一人ひとりの責任は大きくなりますが、自分次第で収入アップも可能になります。終身雇用が崩壊して、今後更に働き方や個人の仕事の仕方も見直される時代に突入したと思います。

『誰もが活き・粋・自分らしく輝いて生きる!』をモットーにしていますが、『出過ぎた杭』になることも自分らしく有るための一つの方法かも知れませんね。少なくても私にとってはそうですね。

まとめ

今日は「出る杭は打たれる」と「出過ぎた杭は打たれない」、そして「アントレプレナーシップ」について書かせて頂きましたが、私自身のベースもこんなところにあったのかも・・と自分を振り返る機会になりました。

あなたは「出ないままの杭」でずっと居たいですか?「出る杭」を飛ばして、「出過ぎた杭」になりたいですか?

人には向き不向きもあり、「出ないままの杭」で居ることも才能の一つだと思っています。(私にはできませんが・・)なので、もしあなたが私は「出る杭」も「出過ぎた杭」も私にはできない・・・なんて思っているのであれば、「私は『出ない杭』を全うする人」を目指せば良いのではありませんか?

仕方なく「出ない杭」でいるのではなく、主体的に「出ない杭」でいることを選んでいる、という状態であればそれは素晴らしいことだと思います。

自分が自分らしく自分の人生を如何に生きるかは自分が決めることですからね♪

「出過ぎた杭」を目指す人も「出ない杭」を目指す人も、自分で主体的に選んで自らの意志でそれを目指しましょう♪ \(^。^)/

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4件のコメント

中途半端に出ている杭です。悩んでいるところこちらにたどり着きました。
純粋に感動しまして、気持ちが前向きになりました。

最後に自分とは違うタイプの方までフォローされていて人間性の素晴らしさも伝わってきました。
ありがとうございます。

とっても嬉しいコメントありがとうございます。
なのに、気付くのがこんなに遅くなってしまって本当に申し訳ございません。

その後いかがお過ごしですか?中途半端に出ている杭と仰ってましたが、少しは出過ぎた杭に進化されているでしょうか?
これからは、みんながそれぞれ自分の出たい方に、あるいは出たくない方に、自由に自分がありたい杭を目指していける時代だと思います。

自分らしくあることが何よりです。また何かあったときは、ここから元気をもらって頂けたら嬉しいです♪

「出過ぎた杭は打たれない」
これは独裁者につながる悪いことを意味することもある。誰も何も言えなくなってしまう怖さがある。

Whitewolfさん
コメントありがとうございます。
なるほど、そんなふうにお考えなのですね♪
そもそも出る杭が打たれる・・という状態の時には
「打つ」側の人が存在します。

それに対抗して、出過ぎてしまえば打たれにくい!
ということをお伝えしています。

ということは、出過ぎたとしても、
そもそも出る杭を打つ存在がいますので、

むしろそもそも出る杭を打っているような
独裁者の独裁を防ぐ可能性の方があるのではないか?
と私は思います。

そもそもの映側の人と対等に渡り合って、
よりよくなっていくことが望ましいと
私は思います。

なので、出過ぎた杭の人が独裁者になる可能性は
低いと思っていますが
もしもそうなったら、また別の人が
出過ぎた杭になり、
みんなが出過ぎたら独裁者は存在しないのでは?
と思いますが、いかがでしょうか?

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